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玉葱の花
玉葱の花
8月下旬になると、畑の所々で玉葱の花が咲き始めます。
玉葱の芯から1本の硬い茎が、にょきにょきと1m位伸びて、その先端に白い小さな花がたくさん咲きます。
よくネギ坊主と言われると思いますが、農家では抽苔(ちゅうたい)とか、とう立ちと呼びます。
花を咲かせようと思って咲かせている訳ではないのですが、北海道の場合、生育期間中6月に低温が続いた場合や肥料不足等によって花芽分化する性質があるのです。
つまり子孫を残そうとするのです。

「今年は寒いぞ。」とか「肥料が少なくて十分な生育が出来ないぞ。」等と玉葱が思うんですね。
「それじゃ実を付けて、種として子孫を残そう。」と考えるんです。


実は玉葱の花は農家にとっては困り物なのです。
抽苔になった玉葱は、売り物にはなりません。
なぜかと言うと、玉葱から伸びている茎はとても硬く、
その茎が玉葱の芯にあるために硬くて食べられないのです。

玉葱の花 玉葱の花
ひとつの花に見えますが、実は小さな花がたくさん集まって出来ているのです。 抽苔がたくさん出来た畑。
左が抽苔した玉葱。
右は通常の玉葱。
玉葱の断面。
芯の部分がとても硬い。
他の部分は通常の玉葱と同じです。